前回(脳卒中について知っておきたいこと その1)では、「脳卒中」と「脳卒中の症状」
について説明しましたが、今回は、「脳卒中の予防方法」と「脳卒中の再発予防
(脳卒中の再発防止方法)」について説明したいと思います。
【脳卒中の予防方法】
脳卒中の予防としては、まず、食生活の見直しが効果があります。
動物性の脂肪や塩分、高コレステロールの食事を控えるようにし、
野菜中心の食生活にしましょう。魚介類は脳梗塞予防に効果があるので、
魚介類も多く摂るようにしましょう。適正体重を保つために、肥満には気をつけ、
食べ過ぎないようにしましょう。腹八分目が理想です。
また、運動をすることも大切です。歩くことは脳卒中予防に効果的です。
1日1万歩を目安に歩くことを心がけましょう。
タバコは百害あって一利無しです。タバコはやめた方が良いでしょう。
お酒は控えめにしましょう。
【脳卒中の再発予防(脳卒中の再発防止方法)について】
脳卒中から回復しても、油断して再発予防を行わないとふたたび脳卒中が再発し、
場合によっては、脳卒中の再発により、寝たきり状態になってしまったり、
認知症になってしまったりと、脳卒中の症状が重症化してしまうことがあります。
脳梗塞(のうこうそく)が発症した患者さんの3人に1人は、5年以内に脳梗塞が
再発しているとのデータもあります。脳卒中の重症化を防ぐためにも、
脳卒中の再発予防は非常に大事です。
【脳卒中の再発予防 危険因子を取り除く!】
脳卒中の再発予防には、脳卒中の危険因子を取り除くことです。
脳卒中の危険因子は以下のようなものがあります。
[危険因子] 大量飲酒
お酒の大量飲酒は良くありません。控え目にしましょう。
[危険因子] タバコの喫煙
タバコは体に良くありません。控え目にとは言わず、
この際、スッパリとやめましょう。
タバコの副流煙も周りに迷惑をかけます。
[危険因子] 運動不足
運動をしましょう。歩くことは非常に大事です。
リハビリも積極的に行いましょう。
[危険因子] 肥満
適正体重を維持し、食べ過ぎないようにしましょう。
腹八分目で、栄養バランスを考えた食事を摂ることを心がけましょう。
[危険因子] 睡眠不足
規則正しい時間に就寝し、睡眠を十分にとりましょう。
[危険因子] ストレス
ストレスを溜め込まないようにしましょう。
前向きに過ごし、趣味などでストレスを発散するようにしましょう。
[危険因子] 不規則な生活
規則正しい生活を心がけましょう。
お風呂は毎日入り(お風呂は熱いお湯と、長湯は避けてください。)、
排便なども規則正しく行いましょう。
[危険因子] 急激な寒さ
急激な寒さは大敵と言えます。
急激な寒さは避けるようにしましょう。
[危険因子] 血圧や血糖値のコントロールを怠る
血圧の血糖値のコントロールには常に気をつけましょう。
血圧は毎日測りましょう。
[危険因子] 薬を飲まない
医師から血圧を下げる薬などの服用を指示された場合、
薬はちゃんと飲みましょう。「自分はもう大丈夫だろう」と
薬を服用しなかったために、再発してしまうことがあります。
【脳卒中の再発予防のために家族ができること】
脳卒中が再発しないように家族ができることはいくつかあります。
- 家の中の温度差に気をつける。
- 部屋は、すきま風などが入らないようにする。
- 薬の服用などを忘れていないか気を配る。
- つまづき防止のため、家の中の段差を少なくする。
- 失禁しないように定期的にトイレに連れていってあげる。
- なるべく独りにしない。(孤独な気持ちにさせない。)
- 積極的に社会生活に参加するようにしましょう。
- 脳のリハビリのために、積極的に会話をするようにする。
(例えば、テレビなどの感想を聞いたり、質問したり、趣味のことを話したり。) - 脳障害で知的機能が低下している場合は、はっきり、ゆっくりと喋ってあげること。
